ハロウィンの思い出
10月になると、いろいろな場所がハロウィングッズであふれている。
この時期になると、小学生の頃を思い出す。
当時俺は、英語の塾に行っていて、ハロウィンの日に仮装してくるように先生に言われた。
当時はハロウィンは全然浸透していなかったと記憶している。
俺はチキンでシャイボーイだったから、仮装なんて絶対無理!と思っていた。
しかし、生真面目な俺は仮装のことを母に話した。
すると、母はいらなくなったシーツに二つ穴をあけて即席のおばけシーツを作ってくれた。
俺は嬉しいやら恥ずかしいやら複雑な気持ちで、「絶対に着ない!」と反抗していた。
しかし、おばけシーツをなかば無理やりもたされて、ハロウィン当日をむかえる。
教室に入って、皆が仮装していたら自分もカバンからシーツを出してかぶろう、と思っていた。
恐る恐る教室の扉を開ける。
・・・
誰一人仮装していない!
危なかった、俺一人浮くところだった・・・。
しかし、かばんにつめこまれた母の手作りおばけシーツを使わなかったことに、申し訳ない気持ちになった。
ハロウィンになると、そんな切ない思い出がよみがえる。
今の俺は、ハロウィンを利用して
「家で仮装しようぜ!」
って女性を誘ってるけどねw!
俺も成長したなぁw
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